「考える縫製工場」国内一貫生産

裁断について

 

布もの工房の裁断職人はいろんな生地を裁断しています。

 

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というのも服よりも雑貨を扱うことが多い布もの工房では生地の種類がバラエティに富んでいるからです。

コットンや麻生地はもちろん、合皮やナイロン、透明なビニール生地やメッシュのような薄い生地まで。

それを型紙にあわせて直線や曲線をきちんと裁断していきます。

 

裁断機は結構重たいものです。また布も反物の状態だと重たいものです。

布もの工房では女性の裁断職人もいて、そんな機械を握ってがんばっています。

 

縫製者からすると裁断がきれいなものは縫いやすいと言います。

逆に裁断がうまくいかなければ縫製者もなんとか縫製で修正するのに神経を使い、

時間はかかるわりに良い商品はあがらず、困ってしまいます。

 

また裁断職人は品質だけでなく、生地のロスがでないように気を使います。

そしてできるだけ短時間でできるようにする工夫も必要となります。

 

お客様からの預かり生地を裁断するのは特に神経を使います。

なにせ裁断を間違えてしまえば、生地を使えなくしてしまう可能性があるのですから。

 

布もの工房の裁断職人は日々そんなことを考えながら裁断機や油圧式プレスを使って作業しています。

そして布もの工房以外でも日本のさまざまな縫製工場で裁断職人さんは今日もいろんな生地と向き合っています。