「考える縫製工場」国内一貫生産

福島原発との関わり

先日ある得意先のご依頼で、福島第一原発で使用する縫製品の
製作をしました。
どういうものかは得意先様とのお約束上言えませんが、とにかく大きな
もので全長5mくらいの縫製品です。

その時に活躍したのがパターン用CADです。
大きなものの場合型紙を引くのは大変ですが、CADを使用すると例えば
10分の1の大きさで型紙を引いて、単純に10倍すればできることになり
ます。特に立体もので曲線も多かっただけにCADがなければ製作する
ことはできなかったと思います。

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また縫製にしても大変大きなものなので、どこを縫っているのか自分でも
わからないくらいになってしまうのですが、弊社の職人がよく縫ってくれ
ました。

原発の処理に少しでも貢献できたことは弊社としても良い経験になりました。

1年7か月が過ぎ、正直に申しまして関西に暮らしていると、日常は震災前
と何も変わらないものとなっています。
今も物質的に精神的に苦労されている方がいることをあらためて想う機会
にもなりました。

 

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