縫製は当工房の中でも一番中核をになう仕事です。
主に「本縫い」と呼ばれる直線縫いのミシンを使用して縫製していきます。
生地の性質や縫製工程によって、押さえ金や針、バインダーと呼ばれる治具を変えていきます。
生地とミシンの相性を五感を研ぎ澄ませて感じながら、縫製していきます。
お客様のご要望である適正な価格や納期にお応えしていくには正確さとスピードの両方を求められます。
当工房では服よりもポーチなどの立体的な形のものを縫製する機会が多く、服を縫製する職人さんからすると意外と縫いずらいもののようです。立体的なものを縫製するには特別な感覚が必要とされます。
当工房のミシンを一部紹介いたします。

直線縫いのミシンです。こちらのミシンに様々なアタッチメントをつけることで様々な縫い方が可能となります。

こちらも直線縫いのミシンです。厚手のものを縫製するのに適しています。

かがり縫いを行なうミシンです。

プログラムされたある一定の形状を正確に縫製することできるミシンです。
当工房での縫製技術を一部紹介いたします。

テープを巻いていきます。

装飾に使用したり、形をしっかりと出したいときに使います。

布地を細かく縫い縮める加工です。

平面を曲面化するつまみです。

布をつまんで作ったひだで、ダーツのように縫い消さない縫製です。

ひだをつけます。伸縮するようになるため、ヘアバンドなどに使用します。また、デザインとしても使用します。

縫いはしの始末に使用します。

縫いはしを装飾する際に使用します。
アタッチメントとは、通常は縫いにくい箇所を容易に縫えるようにしたり、数個の工程を一つにまとめてできるようになる便利な道具です。主に針と生地の接触部分に取り付けます。







三巻きをする際に使用します。

段差のあるところを縫製するのに適しています。

端を縫製したいときに使用します。